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カイジVR~絶望の鉄骨渡り~

プレイ機種 PlayStation 4

概要

「賭博黙示録カイジ」の鉄骨渡りパート(原作第60話~92話相当)を題材としたVR専用ゲーム。
プレイヤーはカイジとなって鉄骨を渡りゴールを目指す。
ゲーム中の基本操作はスティックと傾きセンサーのみで行い、シンプルかつコンパクトにまとまっている。

感想

VRで「鉄骨を渡る」という趣向は、おもしろいアイデアだと思う。
ミニゲームライクのシンプルな作りで、手軽に遊ぶことができ取っ付き易かった。
鉄骨から落ちたら即終了で、なかなか緊張感もあり楽しむことができた。
VRならではの、本当に鉄骨の上にいるような高さの実感がもっと感じられたらさらに良かったと思う。
また、鉄骨から落ちた瞬間に暗転しゲームオーバーになるが、実際に落下する演出も体験してみたかった。

傾きセンサーによる操作は、ゲーム冒頭で簡単な解説が表示されるものの、少し癖がありわかりづらい。
コツさえつかめばさほど難しくはないが、もう少しわかりやすくしても良かったと思う。
またバランスが崩れるきっかけなども説明がほしかった。

カイジ視点でのプレイとなるがカイジの視点とVR上の視点がいまいち合致していない局面も見受けられる。
頭部の無いカイジが後ろにいたりなど、ここらへんはもう少し自然に演出してほしかったところ。
人物の大きさ感なども少し大きすぎるように感じた。

多少の割愛や脚色はあるが、原作の再限度は高く、展開も原作に準じた内容となっている。
一方で、原作の流れからそれた行動は即座にゲームオーバーとなってしまい、ゲームならではの自由度はあまり無い。
原作未読の場合は多少戸惑う局面もあるかもしれないが、大きな支障は無く新鮮にプレイできると思う。

鉄骨を渡る最中のセリフの掛け合いやカイジの心の声、原作の地の文の朗読なども、ともすれば単調になりがちな局面に良いアクセントを与えていると思う。
イベントパートは△ボタンでスキップできるが、第一ステージのオープニングだけはスキップできない。
ささいなことではあるが、ここもスキップできると良かった。

二つのステージを遊ぶだけなのでボリュームは少なく、コツさえつかめば短時間でクリアが可能。
セーブ機能なども無く、やり込み要素はトロフィーの獲得程度であるが、こうしたミニマルなゲームも気軽に遊べて良いと思う。

トロフィー

傾きの操作方法さえマスターすれば大半のトロフィーはストーリーを進めて簡単に取得できる。
ゲームオーバーになる行動をすることで取得できるトロフィーもいくつかあるので、何周かする必要はあるが、ボリュームの少ないゲームなのでさほど時間がかからず集められる。
ほどんどのトロフィーは隠しトロフィー扱いであるが、ゲーム中に可能なシーンを一通り見ていけばほとんど取得可能となっている。

気になったのは、特定のシーンを見ることで獲得できるトロフィーがあるのだが、実際にそのシーンを見ていたのに獲得できない場合があること。
こうした点は認識の精度を高めるなど、もう少し詰めてほしかった。
全体としては特別な技量や運が必要なトロフィーもなく、チャレンジしやすい良い設定だと思う。